嘉永六年(1853)刊の評判記『江戸寿那古細撰記』の浮世絵師番付に「豊国にかほ(似顔) 国芳むしや(武者) 広重めいしよ(名所)」と紹介された幕末の歌川派を代表する三人の絵師。本展ではその内の二人、名所風景を得意とした広重と役者・美人を得意とした三代豊国(国貞)に注目。互いの得意とするジャンルをそれぞれが担当し、一枚の絵に描き分けた「双筆」の作品。Part1では、東海道を題材に広重が宿場風景、三代豊国がその宿場に関連する人物を描いた『雙筆五十三次』を展示。Part2では、江戸の名高い料理屋を題材に広重が料理屋の風物や特徴、三代豊国が役者の似顔絵で人物を描いた『東都高名會席盡』を展示し、それぞれの会期にて紹介します。
会期:2024年4月2日(火)~5月26日(日)
Part1:4月 2日(火)~4月 29日(月・祝) [雙筆五十三次]
Part2:5月 1日(水)~5月 26日(日) [東都高名會席盡]
※会期ごと絵画作品は全点入れ替わります。
※詳しくは東海道広重美術館ホームページ(https://tokaido-hiroshige.jp)をご覧ください。